第14回 畑を見た人は、なぜ味の感じ方が変わるのか
これまで何度か、
畑に来てもらう機会がありました。
その中で、
よく言われることがあります。
「畑を見たあとに飲むと、味が違って感じる」

ビールは変わっていない
その場で、
ビールの中身が変わるわけではありません。
同じものを飲んでいるはずです。
それでも、
感じ方は確かに変わる。
見えていなかったものが、見える
畑に立つと、
- 土の状態
- 土表面の被覆
- 作物のばらつき
- 風や湿り気
それまで言葉で説明していたものが、
実感として入ってきます。
味は、情報でもある
味覚は、
舌だけで感じているものではありません。
見たものや、聞いたこと、
体験したことも含めて、
感じ方が変わります。
同じ味ではなくなる
背景を知ることで、
同じ味でも
違うものとして感じられる。
それは特別なことではなく、
自然なことだと思います。
体験が、関係を変える
一度でも畑を見た人は、
その後の関係が少し変わります。
商品としてではなく、
つながりのあるものとして
捉えられるようになる。
